アルギニンを含み、活力アップにつながる食材のひとつとして注目を集めるクラチャイダムとは?

黒ショウガと呼ばれるクラチャイダムの健康パワー

滋養強壮

クラチャイダムはタイ原産のショウガ科の植物で、タイでは1000年以上前から滋養強壮、精力増強、疲労回復といった健康増進効果があるとされてきました。現在も、根の部分を薄くスライスしたものを煮出して飲んだり、アルコール漬けにしたものを飲んだりして、老若男女に愛されています。

日本では黒ショウガ、黒ウコンなどと呼ばれるクラチャイダムですが、抗酸化物質として知られるフラボノイドが多く含まれていることが分かっています。また、アルギニンやBCAAなども多く含まれており、フラボノイドと合わせて滋養強壮や疲労回復などをはじめ、さまざまな健康増進効果が期待されています。そのため、最近はサプリメントなどの原料としても多く目にするようになりました。

精力アップ

クラチャイダムには多くのアミノ酸が含まれており、特にアルギニンやBCAAなどの含有量が多いことが分かっています。同じようなアミノ酸が豊富に含まれている南米原産のマカと比較しても、その含有量はクラチャイダムに軍配が上がっています。

日本でもクラチャイダムにはさまざまな健康増進効果が期待されていますが、特に注目を集めているのが男性向けの精力アップのサプリメントの原料に使われている点です。これは実際に、タイでは昔から精力増進効果があるとされており、EDの改善にもつながると考えられているほど。そのため最近は日本でも男性向けサプリの原料として、クラチャイダムという名前を目にすることが多くなっています。

副作用の危険性はない

アミノ酸やポリフェノールを多く含むクラチャイダムは、原産国であるタイでは1000年以上もの長きにわたって愛飲されてきたもの。気温が20℃以下になると生育できないため日本では自生するのが難しいのですが、東南アジアでは一般的な健康食材のひとつと言えます。

これはまさに南米におけるマカと同じようなもの。日本での知名度はまだまだそれほど高くないのが現状ですが、副作用の心配はないと言えます。ただし、アルギニンは摂り過ぎると胃の粘膜が荒れるケースがあるのだとか。そうすると胃痛などの原因となることがあるので、摂りすぎには注意しましょう。