牡蠣の精力アップ効果

牡蠣に含まれる成分①亜鉛

牡蠣に含まれる亜鉛の量は、他の食品と比べてもダントツです。大きめの生牡蠣1個には、亜鉛が約3g含まれています。亜鉛には、男性ホルモンの一種であるテストステロンの分泌を増やす働きがあります。テストステロンは精力増大や筋力アップに役立ちますが、30歳を過ぎるころから徐々に分泌量が減っていってしまいます。日本人は亜鉛不足の傾向にあると言われており、亜鉛を牡蠣だけで摂ると、1日に3~4個食べることで、十分に推奨量を満たすことができます。

牡蠣に含まれる成分②タウリン

牡蠣に含まれるアミノ酸の一種であるタウリンは、肝機能を高める効果があるため、疲労回復やスタミナ改善に役立ちます。また、精力を使った際の亜鉛減少を抑える働きもあります、他にも、筋肉の収縮量をアップしてくれるので、便秘やむくみ解消、十分な栄養素を運ぶにも有効です。大きめの生牡蠣1個には、タウリンが約1,130mg含まれています。タウリンは摂取しすぎても排せつされるため、過剰症の心配はありません。また、ヒト実験で運動前にタウリンを摂取したところ、筋疲労を抑制して運動能向上に役立ったという報告もあります。

おすすめの食べ方と注意点

牡蠣の栄養素を効率よく吸収するには、ご飯やパンなどの穀類、みそ汁や納豆などの豆類、シュウ酸の強いほうれん草、お茶、コーヒーなどと一緒に食べるのは控えましょう。これらの食品に含まれる成分が、亜鉛の吸収率を阻害するおそれがあります。牡蠣の食べ方としておすすめなのが、ビタミンCを含む食品と組み合わせることです。ビタミンCを含む代表的な食品としてレモンがありますが、生牡蠣との相性は栄養面だけでなく味の面からも抜群です。